理学療法士のネフローゼ症候群闘病日記

バリバリの働き世代のパパのネフローゼ症候群闘病日記

再発からの治療経過。

みなさんお久しぶりです。

 

3月初めにコロナに感染し初めのて再発を経験しました。

幸いネフローゼの症状は蛋白尿が出ただけで浮腫は起きなかったです。

血液検査上はやっぱりコレステロールが上がっていて、体がしっかりと反応していることがわかりました。

 

尿の泡立つが気になりだしてから約3週間後の治療開始でしたが思ったより浮腫や体の辛さはなく経過しました。

 

治療はプレドニン40mgから開始し1週間ごとに5mg減らしてくとのことでした。

初発の時の主治医はとても慎重に減薬していきましたが今回は結構大胆に減薬してくスケジュールで少しびっくりしましたが、今のところ再発なく10mgまで減薬できています。

 

今回の主治医が非常勤ということもあって、減薬は自分で管理しています。

 

私の場合、ステロイドがきっちりと効いてくれるので、このような治療で再発せずに過ごせるのでしょうか?

ステロイドだけでは再発を繰り返す方やステロイドだけでは寛解に至らない方もおられるので本当にまだまだよくわかっていない病気なんだなぁと思います。

とにかくこのまま再発せずにプレドニンが無しになることを祈りたいと思います。

 

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

再発後初めての腎臓内科受診。

先日コロナ感染後、初めての再発を経験しました。

 

プレドニン40mgから開始し、4日経過後あたりから尿の泡立ちが気にならなくなりました。

1週間後に再診予定であったので自宅ではあえて尿検査はせずに様子を見ていました。

 

1週間後の腎臓内科の診察結果

尿蛋白:陰性

見事寛解しており

プレドニン35mgに減量

となりました。

 

今後1週間ごとプレドニンを減量していく予定です。

 

私の場合、腎生検では巣状分節性糸球体硬化症の疑いと診断がついていますが、臨床的にはプレドニンが著効するので微小変化型だろうと言われています。

しかも、プレドニンを減量しても再発が見られなかったことから依存性も少なそうです。

 

今回の主治医からは再発してもプレドニン40mgから開始すれば寛解に持っていけることがわかったので少し安心ですねと言われました。

 

Twitterなどで再発を繰り返している方などもいるので注意は必要ですが、

人それぞれ状態が違うので本当にまだまだよくわかっていない病気なんだなと改めて思いました。

 

はじめての再発!

皆さまご無沙汰しております。

本日は悲しいお知らせです。

 

先日コロナウィルスに感染してしまいました。

幸い軽症で自宅療養していたのですが、何か尿の泡立ちが気になるようになりました。

自宅に余っていた検査薬で調べてみると1+。

その後も様子を見ていましたが、改善せず2+まで悪化してしまいました。

病院に問い合わせをして受診しようと思いましたが緊急性がないので療養期間が明けてから受診してくださいと指示されました。

 

不安な気持ちを抱えながら自宅療養を続け、受診しました。

結果1+で一時的に悪化しているだけかもしれないのでもう少し様子を見ましょうと言われました。

 

1週間後、再検査したところ3+になっており再発してるだろうとの事でプレドニン40mg開始となってしまいた。

 

3年間再発なく過ごせていたので精神的に少し辛いですが、支えてくれる妻や子供たちがいるので頑張りたいと思います。

 

まだまだコロナ感染がおさまらないなかプレドニン40mgはリスクがあると思うので注意して生活したいと思います。

腎臓リハビリテーション指導士試験について

みなさんご無沙汰しています。

今年度は腎臓リハビリテーション指導士試験が開催されるとホームページにアップされました。募集要項もアップされ私も早速準備をしました。

 

前回までと変わった点としてレポートのフォーマットが変更になっています。以前は2症例のみ詳細に記載し残りの8症例は疾患名のみでOKでしたが、今回からは8症例も簡単に現病歴や腎臓リハビリテーションの内容を記載するフォーマットに変更となっていました。少しずつ資格取得のハードルが上がってきているように感じます。

 

私も無事にレポートを作成し願書を提出することができました。

 

しかし、提出後コロナの感染拡大もあり、3月に学会と同時に行われる予定であった試験が延期となってしまいました。

 

なんとか書類審査は通過し受験資格は得たようで一安心です。

今年の夏頃に試験は開催予定とのことで連絡を受けています。

 

コロナ感染拡大する中でうまくいかないことが多いですが、資格取得に向けて前に進んでいきたいと思います。夏の試験に向けて少しずつガイドラインの読み込みを始めていきたいと思います。

 

そんな中、来年度の診療報酬改定の内容に透析中の運動療法に関する算定が新設されるようです。詳細はまだ分かりませんが腎臓リハビリテーションの有効性が徐々に広まってきているのかと嬉しく思います。

腎臓リハビリテーション指導士取得に向けて

腎臓リハビリテーション指導士は日本腎臓リハビリテーション学会が認定している認定資格です。昨年、受験予定で準備をしていましたが、コロナの影響で中止となってしまいました。今年度は開催される予定で案内が来ましたので準備を進めていきたいと思います。

 

そもそも腎臓リハビリテーションとは何か

定義上

 腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響を軽減させ、症状を調整し、生命予後を改善し、心理社会的ならびに職業的な状況を改善することを目的として、運動療法、食事療法と水分管理、薬物療法、教育、精神・心理的サポートなどを行う、長期にわたる包括的なプログラム

 とされています。

ポイントとしては包括的なプログラムであることです。リハビリ職だけで関わるのではなく他職種が連携してサポートをおこなこととされいます。

末期腎不全の患者さんの透析になるのを予防したり、透析患者さんのADLやQOLの向上に目指します。

 

そんな中腎臓リハビリテーション指導士が作られました。

 

今年度は受験しなんとか合格したいと思います。

これからレポート作成、勉強に励みたいと思います。

低アルブミン血症について

アウトプットシリーズ第1段

今回からネフローゼ症候群や腎機能、腎臓リハビリテーションについて学んだことをブログでアウトプットしていこうと思います。

 

第1段としてネフローゼ症候群の主症状である低アルブミン血症のについて書いて行こうとおもます。

 

ネフローゼ症候群は大量の尿蛋白によって低アルブミン血症となり全身の浮腫を主症状とします。

アルブミンとは肝臓で作られるタンパク質で血漿中一番多いタンパク質となります。

アルブミンの役割

1.膠質浸透圧の維持

  膠質浸透圧と聞くと難しいですが、アルブミンには水分を引きつける能力があり血管の中の水分の量を保つことができます。アルブミンが血管の中になくなると血管の中に水分がなくなりドロドロの血液となってしまい、血栓などの原因になります。実際に私も発症当初DVT(深部静脈血栓症)を併発していました。

 また、血管外に水分が漏出し浮腫が起こります。これがネフローゼ症候群の主症状となります。私も発症当初は体重が約8kg増加しました。

2.結合と運搬

  アルブミンはカルシウムや亜鉛などの微量元素や、脂肪酸酵素、ホルモン、薬などと結合し、体内の目的地まで運ぶ役割があります。

 実際私の場合上記で説明したように下肢に血栓ができていましたが、抗凝固剤の内服はありませんでした。おそらく低アルブミン血漿のため抗凝固剤の作用が低下してしまうからだと考えられます。

アルブミン半減期

 アルブミンは肝臓で1日約6−12g作られており体重1kgあたり4−5g体内に貯蔵されています。そのうち血管内40%、血管外に60%存在しています。

半減期は14−18日と言われ筋肉や皮膚で分解されます。

 よって血液検査で見られるアルブミンのデータは約2−3週前の状態を反映していると考えられています。

 ネフローゼ症候群で大量の尿蛋白が出現し低アルブミン血症となりますが、治療によって尿蛋白が陰性化し寛解状態となってもすぐに血液データでのアルブミンの上昇は見られません。

 

最後に余談ですがアルブミンは低栄養の代表的な指標と言われてきましたが近年ではアルブミン濃度は炎症反応などで低下することも考えれ、一概にアルブミン濃度だけで低栄養と判断することは危険であると考えられています。

 

本日は以上となります。

今後もつづけて行きたいと思います。

祝 プレドニン卒業

いつもご覧なってくださっている方ありがとうございます。久しぶり過ぎる更新ですいません。

 

今日はとてもいい報告が出来ます。

 

昨年末の診察で、プレドニンを0mgにして様子を見てみましょうと言われました。

再発しないかドキドキしていましたが、0mgにして現在2ヶ月が経ちましたがなんともありません。

 

ネフローゼはとても再発率の高い疾患で再発率は約70%と言われています。

 

主治医の先生からはラッキーな30%に入っているかもしれないと言われました。

本当に嬉しいです。まだ油断は出来ませんが、コロナ禍の状況で体調を維持して風邪を引かないように注意したいと思います。

 

今後はネフローゼの病態や腎臓リバビリテーションについて勉強したことなどブログに残していければいいなぁと考えています。